
「ファゴット」という楽器の名前は聞いたことがあっても、どんな楽器なのか、どんな音がするのかはよく知らないという方が多いのではないでしょうか。
ファゴットは、オーケストラや吹奏楽の低音を支えるダブルリードの木管楽器です。普段あまり主役にはなりませんが、いないと音楽全体の深みが出ない、いわば縁の下の力持ちのような存在です。この記事では、ファゴットがどんな楽器なのか、音色や役割、難易度、始め方まで、やさしく解説します。
ファゴットとは? どんな楽器なのか
ファゴットは、木管楽器の仲間で、低い音域を担当する楽器です。英語では「バスーン(bassoon)」、ドイツ語で「ファゴット(Fagott)」と呼ばれ、日本ではドイツ語由来のファゴットという呼び方が一般的です。
一番の特徴は、2枚のリードを重ねて息を吹き込む「ダブルリード」であること。同じダブルリードの仲間にはオーボエがあります。リードの振動で音を出すため、独特の深く豊かな響きが生まれます。

ファゴットの大きさと構造
ファゴットはとても大きな楽器です。組み立てた状態で全長はおよそ134センチ。中の管は折り返した構造になっていて、まっすぐ伸ばすと2メートル以上にもなります。この長い管があるからこそ、あの低い音が出せるのです。
演奏するときは、ストラップやシートストラップで楽器を支えながら吹きます。見た目のインパクトも大きく、ステージでもひときわ存在感のある楽器です。
ファゴットの音色|「人の声にいちばん近い」と言われる響き
ファゴットの音色は、低音域では太く重厚に、中音域ではやわらかく温かく響きます。その表情の豊かさから、しばしば「人の声にもっとも近い楽器」と表現されます。
もの悲しい旋律も、ユーモラスでとぼけた表現も得意です。有名なところでは「ピーターと狼」でおじいさん役を担当するなど、キャラクターを描く楽器としても活躍します。

吹奏楽・オーケストラでのファゴットの役割
ファゴットは、合奏の中で低音部を支える土台の役割を担います。チューバやコントラバスとともに音楽の底を作り、和音に厚みと深みを与えます。
一方で、ソロや美しいメロディーを任されることも少なくありません。支える役と歌う役、その両方をこなせるのがファゴットの魅力です。吹奏楽でもオーケストラでも、ファゴット奏者は常に重宝される存在です。
ファゴットの演奏は難しい? 難易度のはなし
正直にお伝えすると、ファゴットは決して簡単な楽器ではありません。難しさには主に次のような理由があります。
・ダブルリードのため、音を出すこと自体にコツがいる
・指で押さえるキーが多く、運指が複雑
・楽器が大きく、構え方や息の支えに体の使い方が必要
ただ、これは「正しい習い方をすれば乗り越えられる」種類の難しさです。むしろ演奏人口が少ないぶん、吹けるようになると吹奏楽団やオーケストラでとても歓迎されます。希少だからこそ、続ける価値の大きい楽器だと言えます。
ファゴットのリードについて
ファゴットの音の出口であるダブルリードは、消耗品です。湿らせてから使い、長く使うと振動が落ちてくるため、定期的に交換します。
既製品のリードを使うほか、上達してくると自分でリードを削って調整する奏者も多くいます。最初は市販のリードから始めれば問題ありません。リードの扱い方も、レッスンで一緒に覚えていけます。
ファゴットは何歳から、大人からでも始められる?
ファゴットは大きな楽器なので、ある程度体格が育ってから始めるのが一般的です。目安としては中学生以降ですが、決まりがあるわけではありません。
そして大人になってから始める方もたくさんいます。「学生時代にやってみたかった」「他の楽器から転向したい」という方が、社会人になってファゴットを始めるケースは珍しくありません。年齢を理由にあきらめる必要はありません。
ファゴットの値段の目安
ファゴットは構造が複雑なぶん、楽器の価格は高めです。あくまで概算ですが、入門モデルでもおおむね数十万円から、中級以上になると100万円を超えることも珍しくありません。相場は変動するため、購入を検討する際は最新の価格を確認してください。
「いきなり高価な楽器を買うのは不安」という方は、まずはレンタルや教室の楽器を使って始める方法もあります。初期費用を抑えてスタートできるので、続けられそうか試してから購入を考えるのがおすすめです。
GIFT MUSIC SCHOOL 西巣鴨校でファゴットを学べます

GIFT MUSIC SCHOOL 西巣鴨校では、ファゴットの個人レッスンに対応しています。マンツーマンなので、リードの扱いや構え方といった最初の難所も、一人ひとりのペースに合わせて丁寧にサポートします。
「楽器を持っていない」「まったくの初心者」という方も大丈夫です。まずは体験レッスンで、ファゴットの音を実際に出すところから始めてみませんか。
ファゴットはこんな方におすすめ
・人とは違う、珍しい楽器に挑戦してみたい方
・吹奏楽やオーケストラで低音パートを担いたい方
・深く落ち着いた音色が好きな方
・大人になってから新しい趣味を始めたい方
一つでも当てはまるなら、ファゴットはきっと楽しめる楽器です。
ファゴットについてよくある質問
Q. ファゴットとは一言でいうとどんな楽器ですか?
オーケストラや吹奏楽で低音を支える、ダブルリードの木管楽器です。温かく深い音色が特徴で、ソロでも活躍します。
Q. ファゴットはどんな音がしますか?
低音域は太く重厚に、中音域はやわらかく響きます。人の声に近いと言われるほど表情が豊かで、もの悲しい旋律からユーモラスな表現まで幅広くこなせます。
Q. 初心者や大人からでも始められますか?
はい、始められます。体格が育つ中学生以降が目安ですが、大人になってから始める方も多くいます。マンツーマンレッスンなら、初心者でも無理なく進められます。
Q. 独学でも上達できますか?
独学も不可能ではありませんが、ダブルリードの扱いや運指など難所が多いため、最初に正しい習い方を教わるほうが上達は早く、変なクセもつきにくいです。
まとめ
・ファゴットは低音を支えるダブルリードの木管楽器
・「人の声に近い」と言われる深く豊かな音色が魅力
・難しさはあるが、習えば乗り越えられる
・大人からでも、初心者からでも始められる
珍しい楽器だからこそ、吹けるようになると活躍の場がたくさんあります。少しでも気になったら、まずは体験レッスンでファゴットの音に触れてみてください。
ファゴットを始めてみたい方へ
GIFT MUSIC SCHOOL 西巣鴨校では、初心者の方も歓迎のファゴット個人レッスンを行っています。楽器をお持ちでない方もまずはお気軽に、30分の無料体験レッスンからお試しいただけます。
